四国八十八ケ所巡礼について、これまでの旅路を振り返りたいと思います。まず、2017年の区切り打ち1回目から。今日は「その1」です。
2017年から四国八十八ケ所を区切り打ちで回り始めた私は、過去2年間で徳島県にある全23札所の巡礼を終えました。
今回からは、何度かに渡ってこれまでの旅路を振り返っていきたいと思います。
記憶が曖昧になっている箇所もありますが、あくまでダイジェストということで、お付き合いのほどお願いいたします。
第1レグ(2017年):旅程
2017年に行った第1回目巡礼は、3泊4日の日程で第1番霊山寺~第16番観音寺までを巡る計画でした。
※実際歩いたルートとは若干異なります。
想定総歩行距離は約75kmです。
人生初の徳島へ
以前書かせていただいたとおり、私がお遍路を始めたきっかけには、マイルの特典航空券が大きく関わっています。
なので、徳島へのアクセスは当然飛行機でした。
羽田空港8:55発のANA便を使用し、10:10に徳島阿波おどり空港に到着。
人生初となる、徳島県上陸です。
空港からはリムジンバスで徳島駅まで向かいます。
料金は440円、所要時間は30分ほど。



いよいよ、長きにおよぶ歩き遍路の開始です。
始まりの地、第1番札所・霊山寺

まだ桜が残っていて、とてもキレイです。
少し緊張しながら山門で一礼し、境内にはいります。

詳しくはまたの機会にご紹介したいと思うのですが、各札所での参拝には基本的なルールがあります。
門前での一礼、手水場でのお清め……等々は慣れているのですが、特徴的なのが読経です。
各札所では本尊がまつられた本堂と、弘法大師がまつられた大師堂それぞれでお経を読み上げます。


霊山寺では初めてでワタワタしていたこともあり、到着してから御朱印をいただくまで、だいたい30分弱くらいでした。
その後は各札所20分前後のことが多いです。
経本や、御朱印をいただく納経張含め、基本的なお遍路用品は出発前にネット通販で購入をしていたのですが、大きな金剛杖だけは霊山寺横のお遍路用品店で購入しました。
真新しい杖を手にしたことで、なんか本格的にお遍路さんになれた気持ちになりつつ、出発します。
霊山寺から極楽寺を経て、金泉寺へ




ただ、書いてある残り距離に愕然とさせられることがあったり、目印を見逃すと大変なことになります(実際このあと何度もそういった目に遭います)。
私の頭の中には「お遍路が流行している」というイメージがあったので、歩いている人はたくさんいるんだろうなぁ、と思っていました。
しかし、実際に歩いてみると、新学期が始まったばかりで学生が少ないことも影響してか、あまり多くありませんでした。
特にこの初日はそうだったので、坂東駅を出発したのがお昼過ぎだったからかもしれません。
大日寺から安楽寺へ 初日は宿坊に宿泊
ここまでは舗装路でしたが、いよいよ山道も出てきました。





各札所の納経所が開いているのは7時~17時までなので、参拝は朝にまわします。
初日は安楽寺の宿坊に宿泊しました。
宿坊とは、寺院が運営する宿泊施設で、お寺によってはお勤めと呼ばれる法話や読経に参加することもできます。
安楽寺では夜にお勤めがあり、宿泊者しか見ることのできない仏像も見ることもでき、とてもいい体験でした。
そして、なんといってもこの安楽寺の宿坊には温泉があるのです!
たっぷりとお湯につかって、一日の疲れを癒しました。
とりあえず初日は大きなトラブルもなく、無事に日程を消化することができました。
本日はお付き合いいただきありがとうございました。
この続きは、また次回!
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