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「旅」にまつわるアレコレを30代サラリーマンが綴ります。

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【四国遍路】第1レグ(その3)/なんでこんな目に……そしてゾンビ化

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2017年の四国八十八ケ所区切り打ち1回目「その3」です。足痛を抱えながら今行程で最大の難所「遍路ころがし」に挑みます。

 

 
↓「その2」はこちら

www.wanderer-blog.com

 

いざ、遍路ころがし

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ホテルを朝6時に出発。

再び、藤井寺を目指します。

足の痛みは多少、良くなった感じがします。

 

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30分ほどで藤井寺。

寺の裏手から山道に入って、ここから約13km、ひたすら登ります。

 

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わずか5分で、完全に山。

トレッキングシューズで正解だったような気もしてきます。

 

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藤井寺から歩くこと、1時間半ほど

振り返ると……だいぶ登ってきました。

遠くに見える山の方から、川を渡って、ここまで来たかと思うと感慨深いです。

 

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さらに1時間弱登って、柳水庵で休憩。

お接待で冷たいお茶と、さつま芋をいただきました。

さつま芋の甘さがなんとも嬉しい。

 

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一本杉庵

上で待ち構えているのは、お大師様です。

 

一度、舗装路に出た後、再び山道に戻り、さらに登って……

 

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第12番札所・焼山寺に到着。

ガイド本では、藤井寺から8時間とも書いていましたが、4時間ちょっとで到着しました。

登山経験者の面目躍如といったとこでしょうか。

 

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静謐な境内。

売店があったので、うどんをお腹に入れて、昼食用におにぎりも購入しました。

これだけ歩くと、お腹が空いてしょうがないのです。

 

 

痛恨のミス

たっぷり休んで、出発。

一転して、ここからは下り続けます。

 

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3日目は大日寺近くの宿に泊まる予定なので、大日寺までの距離=今日の残り距離です。

まだ22.7km……自分が立てたスケジュールとはいえ、気の遠くなるような距離です。

 

ただ、もう最難関を攻略したし、あとは下るだけ。

そのときは、そう思っていました……

 

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2kmほど山道を下り、舗装路に戻ってきました。

 

しかし、しばらくして気がつきました。

 

おかしい……

 

さっきまではそれなりにいたお遍路さんが、前にも後ろにもいなくなった。

 

周囲はだんだんうっそうとしてきた。

 

そしてなにより、また登っている。

 

でも、遍路道を示す道しるべが時折出てきます。

だから、「間違ってない」そう自分に言い聞かせて歩いていると、再び山道に突入してしまいました。

 

待ち構えていたのは、焼山寺への登りを超える急登。

膝に手を当てながら、ゆっくりゆっくり登っていきます。

 

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たどり着いたのは、ここ。

 

玉が峠!?どこだ!?

 

すかさずスマホを取り出す、現代っ子の私。

 

そこで知ったのは、お遍路には一つのルートがあるわけではなく、複数のルートが存在するということ。

そして、途中の分岐で、図らずも峠越えの道を選択してしまったということでした。

 

本来であれば、川沿いにゆるやかな舗装路を行くはずが、わざわざ登り返してしまったのでした。

 

とりあえず、大休止をとって気持ちを入れ直し、舗装路を下っていきます。

 

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だいぶ登ったもんです……。

 

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いくつかの集落を過ぎ、ようやく鮎喰川へ合流。

再び峠を越えると、沈下橋が前に。

 

ここで休憩し、焼山寺で買ったおにぎりを食べました。

焼山寺を出発して既に3時間以上が経過。

時間はまもなく15時です。

 

しかしながら、宿までの道のりは残りまだ10km超。

道中のそこかしこで知らされる大日寺までの距離に、絶望的な気分になります。

 

その後は鮎喰川沿いに歩いていくのですが、写真を撮る気力はありませんでした。

 

足の痛みと闘いながら、「なんでこんなことをしてるのか」なんて考えていました。

 

それでも、歩かないことにはどうしょうもありません。

途中、目印を見失って、道に迷いながらも、歩いて歩いて、なんとか徳島市内に入りました。

 

しかし、大日寺まであと5kmほどというところで、パラパラと雨が……

車なら一瞬で着くのに……。

 

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大日寺の前を通り過ぎ、宿に入ったのは18時前でした。

6時に出発したので、半日歩き続けていたことになります。

 

正直、この日が過去2回のお遍路で、一番辛かったです。

というか、登山含めても人生で上位の辛さでした。

 

原因としては、、、

重いトレッキングシューズで舗装路を歩いたことで蓄積した疲労に、想定外の峠越えが追い打ちをかけたことだと思われます。

 

この日は、もう足が痛くて痛くて、宿での記憶はあまりありません……。

 

 

足を引きずりながら、最終日

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さぁ、いよいよ最終日。

昨日の雨はどこへやら、しっかり晴れました。

第13番札所・大日寺からスタートします。

 

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遅めの8時スタート。

宿泊したのは「名西旅館 花」さんです。

 

最終日は靴ひもを緩め、足を引きずる状態。

写真もほとんどありません(笑)

 

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またもや道に迷ったりしながら、40分ほどで到着した第14番札所・常楽寺の写真はこれだけ。

 

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すぐに第15番札所・国分寺。ここは工事中でした。

 

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国道と住宅街を通って、40分ほどかけて第16番札所・観音寺

すっかり住宅街の中のお寺です。

 

こうして、今回の目的であった第16番札所までを打ち終わりました!

 

しかし、足痛に加えて、日焼けも加わって、満身創痍……

 

まるでゾンビのようになりながら、最寄りの府中駅(「こうえき」と読みます!)まで歩き、JR徳島線に乗りました。

次回は、この府中駅がスタート地点となるのです。

 

昼前に徳島駅に到着した私は、ザックをコインロッカーに預け、のっそり市内に繰り出します。    

 

電車内での検索で、「徳島ラーメン」なる名物を発見したので、ここぞとばかりに梯子しました。

 

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「いのたに」さん

tabelog.com

 

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「両国」さん

tabelog.com

 

どちらもとても美味しかったです!

徳島ラーメン、クセになるかも。

 

 

確かな課題を残しつつ、第1回目の巡礼は終了しました。

 

振り返れば、辛い経験もありましたが……

お遍路の魅力を垣間見る旅となったことは間違いありません

 

なぜなら翌年、再び私は徳島へ降り立つこととなるのです。

 

 

後日談ですが、疲れ果てて帰京した私は歩くのも辛い状態。

しかも、翌日になると足の親指が内出血でみるみる黒くなり……

数か月間は治りませんでした。

 

四国八十八ケ所歩き巡礼第1レグのダイジェストは以上で終了です。

2018年の第2レグについては、また次回!